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あなたが感じる「どっちなんだい」を解説‼

オットキャストとファイヤースティックどっちが良い?車載徹底比較

オットキャストとファイヤースティックどっちが良い?車載徹底比較
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こんにちは。ヒトグラ運営者のハシタカです。

最近の車はスマホと繋がるのが当たり前になってきましたが、走行中にYouTubeやプライムビデオが見られないことに不満を感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな時に選択肢として挙がるのがオットキャストとFire TV Stickですが、仕組みや設定の違い、通信量や遅延など、どちらを選べば自分の環境に合っているのか迷ってしまいますよね。

私自身も車で動画を楽しむために色々と試行錯誤してきました。

この記事では、それぞれの特徴を比較しながら、あなたのカーライフに最適な一台を見つけるお手伝いをします。

  • オットキャストとFire TV Stickの仕組みと根本的な違い
  • 車載利用における設定の難易度や配線のスマートさ
  • 気になる映像の遅延や画質および通信量の節約方法
  • 自分の車の環境や予算に合わせた最適なデバイスの選び方
目次

オットキャストとファイヤースティックどっちが良いか比較

オットキャストとファイヤースティックどっちが良いか比較

車内で動画を楽しみたいと考えたとき、真っ先に候補に挙がるこの二つのデバイス。

しかし、名前はよく聞くけれど、具体的に「何がどう違うのか」までは詳しく分からないという方も多いはずです。

ここでは、それぞれの技術的な仕組みから、導入にかかる費用、そして実際の使い勝手に関わる設置のハードルまで、オットキャストとファイヤースティックの違いを徹底的に比較していきます。

オットキャストとファイヤースティックの仕組みと違い

まず押さえておきたいのは、この二つは「できること(動画を見る)」は似ていても、動いている仕組みが全く別物だという点です。

オットキャスト(特にAI Boxと呼ばれるタイプ)は、言ってみれば「Androidスマホの画面なしバージョン」のようなものです。

車のカーナビが持っている「Apple CarPlay」という機能を借りて、オットキャストの中に入っているAndroidの画面をカーナビに映し出しています。

そのため、アプリを自由にインストールしたり、GPSで地図を使ったりと、スマホと同じようなことができます。

一方で、AmazonのFire TV Stickは純粋な「映像出力機器」です。

テレビの裏に挿して使うのを想定して作られており、HDMI端子から映像と音声を送り出すことに特化しています。

カーナビ側から見れば、単に「外部モニターとして映像を映しているだけ」という状態になります。

ここがポイント

  • オットキャスト:車のCarPlay機能を使って、カーナビをAndroidタブレット化する「脳みそ」のような機械。
  • Fire TV Stick:HDMI端子を通じて映像を流すだけの「プレーヤー」のような機械。

オットキャストとファイヤースティックの価格差とコスパ

オットキャストとファイヤースティックの価格差とコスパ

導入を検討する上で一番気になるのがお値段ですよね。

結論から言うと、初期費用の安さではFire TV Stickの圧勝です。

Fire TV Stickは、セール時期などを狙えば4,000円〜7,000円程度で購入できます。

これに対し、オットキャスト(AI Boxの上位モデル)は35,000円〜55,000円程度と、およそ10倍近い価格差があります。

「ただ動画が見られればいい」という方にとっては、オットキャストはかなり高額に感じるかもしれません。

しかし、オットキャストには「カーナビの画面をタッチして操作できる」「2画面分割ができる」「配線がスッキリする」といった、Fire TV Stickにはない付加価値があります。

この利便性に数万円の価値を見出せるかどうかが、コスパ判断の分かれ目になるかなと思います。

オットキャストの接続はUSBに挿すだけの簡単設定

オットキャストの最大の魅力は、その手軽さにあります。

設置方法は、車のUSBポートにケーブルを挿すだけ。これだけで完了です。

専門的な知識も工具も必要ありません。車がオットキャストを「iPhone(CarPlay)」として認識すると、自動的に画面が切り替わり、Androidのホーム画面が表示されます。

あとはスマホのテザリングなどでWi-Fiに繋げば、すぐにYouTubeやNetflixを楽しむことができます。

コンソールボックスの中などにUSBポートがある車なら、本体ごと隠してしまうことも可能です。

車内の見た目を純正のまま崩したくない、配線がごちゃごちゃするのは嫌だという方には、このスマートさは大きなメリットですね。

ファイヤースティックの車載利用は配線と電源が課題

ファイヤースティックの車載利用は配線と電源が課題

安くて高画質なFire TV Stickですが、車で使うにはいくつかのハードルを越える必要があります。

最大の問題は「HDMIポート」と「電源」の確保です。

まず、純正のカーナビにHDMI入力端子が付いている車は意外と少ないんです。

もし付いていたとしても、場所が奥まっていたりしてFire TV Stick本体が直挿しできないことが多く、延長ケーブルが必要になります。

電源不足に注意

車のUSBポートからFire TV Stickの電源を取ろうとすると、電力が足りずに「再起動を繰り返す」というトラブルがよく起きます。

安定して使うには、シガーソケットから電源を取る必要があり、配線がどうしても露出してしまいがちです。

Car TV Mateを使えばHDMIなしでも接続可能

「車にHDMI端子がないけど、どうしてもFire TV Stickを使いたい!」という方のために、「Ottocast Car TV Mate」という製品があります。

これは少し特殊なアイテムで、HDMIの映像をCarPlayの信号に変換してカーナビに送るアダプターです。

これを使えば、HDMI入力がないディスプレイオーディオ車でも、擬似的にFire TV Stickや任天堂Switchなどの映像を映すことができるようになります。

オットキャストのAI Boxを買うよりは安く済みますが、Car TV Mate本体とFire TV Stickの両方が必要になるため、配線はさらに複雑になる点は覚えておいてください。

オットキャストとファイヤースティックどっちが良いか選び方

オットキャストとファイヤースティックどっちが良いか選び方

それぞれの特徴が見えてきたところで、次は実際の使用シーンを想定して「どちらが自分のスタイルに合っているか」を判断するためのポイントを解説します。

画質へのこだわりや、誰が操作するのか、通信量はどうするのかといった具体的な視点から選んでいきましょう。

オットキャストとファイヤースティックの遅延と画質

映像を見る上で避けて通れないのが、画質と音ズレ(遅延)の問題です。

この点に関しては、Fire TV Stick(HDMI直挿し)の方が優秀です。

Fire TV Stickはデジタル信号をそのままモニターに出力するため、画質は非常にクリアで、音ズレもほぼありません。

映画の世界観に没頭したいならこちらがおすすめです。

一方、オットキャストはCarPlayプロトコルを通して映像を送る仕組み上、わずかながら画質の劣化や遅延が発生することがあります。

特にCar TV Mateを使ってFire TV Stickを映す場合は、「変換」の工程が入るため、人物の口の動きと声が少しズレる(リップシンクのズレ)を感じることがあるかもしれません。

ただ、YouTubeのトーク動画などを見る分にはそこまで気にならないレベルかなと思います。

車内Wi-Fiとテザリングで通信量を節約する方法

車内Wi-Fiとテザリングで通信量を節約する方法

車で動画を見まくると、あっという間にスマホのギガ(データ通信量)がなくなってしまいますよね。

通信環境の作り方にも違いがあります。

オットキャストの上位モデル(P3など)には、SIMカードスロットが付いています。

ここに格安SIMやデータ専用SIMを入れておけば、エンジンをかけるだけで勝手にネットに繋がります。

スマホのテザリングをいちいちオンにする手間が省けるのは、毎日車に乗る人にとっては非常に快適です。

Fire TV Stickの場合はWi-Fi接続が必須なので、基本的にはスマホのテザリングかモバイルWi-Fiルーターが必要です。

通信量を節約したい場合は、Fire TV Stickの設定メニューから画質設定を「標準(Good)」にしておきましょう。

車載モニターのサイズなら標準画質でも十分綺麗に見えますし、通信量を大幅に抑えることができます。

ナビと動画を同時に見るならオットキャストが便利

私が個人的にオットキャストを使っていて「これは便利だ!」と感じるのは、画面分割機能です。

横長のディスプレイを搭載している車なら、画面を左右に分けて、左側にGoogleマップ、右側にYouTubeを表示するといった使い方ができます。

これなら、ドライバーは地図を確認しつつ、助手席の人は動画を楽しむという平和な空間が作れます。

Fire TV Stickにはこの機能はありません。

動画を見ている間はナビ画面が見えなくなってしまうため、知らない土地を走る時などは、ドライバーのスマホで別途ナビをする必要が出てきます。

後席モニターでの視聴はファイヤースティックが快適

後席モニターでの視聴はファイヤースティックが快適

もし、メインの用途が「後部座席の子供にアニメを見せること」であれば、Fire TV Stickの方が使い勝手が良いケースが多いです。

Fire TV Stickには物理リモコンが付いており、音声入力(Alexa)も優秀です。

「アレクサ、ドラえもんを見せて」と話しかけるだけで動画を探せるので、後部座席からでも簡単に操作ができます。

オットキャストの操作性

オットキャストは基本的に前席のタッチパネルで操作します。

後席から「違う動画が見たい」と言われるたびに、運転席側で操作をしてあげる必要があり、走行中は少し大変かもしれません。

結論オットキャストとファイヤースティックどっちが良いか

長々と比較してきましたが、最終的に「どっちが良い」のかは、あなたの優先順位によって決まります。

Amazon Fire TV Stickがおすすめな人

  • とにかく安く済ませたい(コスパ重視)
  • 車にHDMI入力端子がすでにある。
  • 配線が少し露出しても気にならない。
  • 後部座席メインで使いたい、リモコン操作が好き。

オットキャスト(AI Box)がおすすめな人

  • 予算はあるので、スマートで快適な環境を作りたい。
  • 車内の見た目をスッキリさせたい(配線隠し)
  • ナビ画面と動画を同時に表示したい。
  • タッチパネルで直感的に操作したい。

どちらのデバイスも、退屈だった移動時間を「楽しいエンタメ時間」に変えてくれる素晴らしいアイテムです。

ご自身の車の環境と、誰とどんな風に使いたいかをイメージして、ベストな相棒を選んでみてくださいね。

なお、車での動画視聴は同乗者のための機能ですので、運転手の方はくれぐれも走行中の注視は控えて安全運転で楽しみましょう。

オットキャストとファイヤースティックどっちが良い?車載徹底比較

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