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大和ハウスと積水ハウスどっちが良い?5つの違いで徹底比較

大和ハウスと積水ハウスどっちが良い?5つの違いで徹底比較
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こんにちは。どっちなんだい運営者の「どっちなんだ郎」です。

家づくりを考え始めたとき、真っ先に候補に挙がるのが「大和ハウス」と「積水ハウス」の二大巨頭ですよね。

でも、いざ比べようとすると、「結局、大和ハウスと積水ハウスってどっちが良いんだろう?」と悩んでしまうかなと思います。

どちらも日本を代表するハウスメーカーなだけに、その違いは分かりにくいかもしれません。

私も「いつかは…」と思いながら色々と調べるんですが、坪単価や価格帯はもちろん、耐震性能や断熱性、デザインの方向性、さらには標準仕様でどこまで含まれるのか、コストパフォーマンスはどうなのか…と、比較するポイントが多すぎます。

それに、高級感があるのはどっち?アフターサービスや満足度に差はあるの?建てた人の「後悔」ポイントはないの?と、疑問は尽きないですよね。

一生に一度の買い物かもしれないからこそ、絶対に失敗したくない、という気持ちは皆同じだと思います。

この記事では、そんな「どっちが良い?」という疑問に真正面から向き合い、両社の違いを「興味がある人」の視点で分かりやすく整理してみました。

  • 両社の「鉄骨」と「木造」の技術的な違い
  • 空間設計やデザインの考え方の差
  • 坪単価やコストパフォーマンスの傾向
  • 施主が感じやすい「後悔」ポイントの本質
目次

大和ハウスと積水ハウス、どっちが良い?主要性能で比較

大和ハウスと積水ハウス、どっちが良い?主要性能で比較

まずは、家の「骨格」とも言える性能面から、両社の違いを見ていきましょう。

特に主力となる鉄骨住宅の耐震性や断熱性、それに空間の作り方には、それぞれの「哲学」のようなものが見えてきて面白いですよ。

鉄骨住宅の耐震・制震技術

地震が多い日本ですから、耐震性能は一番気になるところですよね。

両社ともトップレベルの技術を持っていますが、アプローチが少し違うんです。

大和ハウスの主力商品「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」では、「D-NΣQST(ディーネクスト)」というエネルギー吸収型の耐力壁が特徴です。

これは、地震のエネルギーを受け止めるだけでなく、壁内部のデバイスが変形してエネルギーを「吸収」し、効果的に吸収し、建物の揺れを早く収束させる技術なんだとか。

一度の大きな揺れだけでなく、繰り返しくる「余震」にも強い「持続型耐震」を謳っているのがポイントですね。

一方、積水ハウスの鉄骨住宅は、「シーカス」という独自の「制震構造」を採用しています。「耐震(耐える)」に加えて、「制震(揺れを制御する)」という考え方ですね。

地震のエネルギーを吸収するダンパーが、建物の揺れ幅そのものを小さくしてくれるそうです。これによって、構造体はもちろん、外壁や内装のひび割れなどの被害を抑え、資産価値の低下を防ぐことを目指した制震構造なんですね。

ポイントのまとめ

  • 大和ハウス (D-NΣQST): 地震エネルギーを「吸収」して放出。繰り返す余震への強さ(持続型耐震)を重視。
  • 積水ハウス (シーカス): 地震の揺れ自体を「制御」して小さくする。建物内部の被害軽減(制震)を重視。

「倒壊しない」のは当たり前として、その上で「どう家族と資産を守るか」という思想の違いが表れているかなと思います。

鉄骨の断熱性、ヒートブリッジ対策

鉄骨の断熱性、ヒートブリッジ対策

快適な暮らしに欠かせない「断熱性」。実は、鉄骨住宅って、構造体である鉄骨(鋼材)が外の熱や冷たさを伝えやすい「ヒートブリッジ(熱橋)」という弱点があると言われています。

この弱点に対して、大和ハウスは「xevoΣ」で非常に分かりやすい対策を打ち出しています。

それが「外張り断熱通気外壁」です。壁の中の断熱材(内断熱)だけでなく、壁パネルフレームの外側も高密度の断熱材で覆う「外張り断熱」を組み合わせています。

標準仕様でも3層合計132mmの断熱層があり、さらに上位の「エクストラV断熱仕様」では184mmまで厚みが増す形です。

対する積水ハウスも、もちろん標準仕様で高い断熱・気密性能を誇っていて、省エネ性・断熱性に力を入れているハウスメーカーの一つと言えます。

家全体の性能をトータルで高めることで、快適な室内環境を実現するというアプローチですね。

鉄骨の「寒そう」というイメージに対して、大和ハウスは「具体的なスペックと対策」で、積水ハウスは「トータルの高性能」というブランド力で応えている、という違いがあるかもしれません。

空間設計とデザインの自由度

リビングはどれくらい開放的にできるのか。これも大きなポイントですよね。

大和ハウス「xevoΣ」の最大の魅力は、なんといっても「天井高2m72cm」が標準仕様であること!

一般的な天井高(2m40cmぐらい)より約30cmも高いんです。

これはオプションではなく「標準」というのがミソで、誰でも、どのプランでも、分かりやすく圧倒的な開放感を手に入れられるのが強いですよね。

「標準化されたラグジュアリー」とでも言うんでしょうか。

積水ハウスのアプローチは少し違います。「スローリビング」という設計思想のもと、邸別の「設計力」で勝負してきます。

例えば、床を一段下げた「ピットリビング」や、大きな吹き抜け、内と外を一体化させる大開口など、施主のライフスタイルや土地の条件に合わせて、「あなただけ」の特別な空間をデザインで実現することを得意としています。

空間づくりの違い

  • 大和ハウス: 「天井高2m72cm」という分かりやすいスペックが標準。合理的に開放感を求める人向け。
  • 積水ハウス: 「スローリビング」という哲学のもと、設計力で特別な空間を提案。邸別のこだわりを追求したい人向け。

木造(シャーウッド)の構法比較

木造(シャーウッド)の構法比較

両社とも鉄骨のイメージが強いですが、実は木造住宅もすごいんです。

特に積水ハウスの木造ブランド「シャーウッド(Shawood)」は、その構法が日本の「木造軸組構法」で唯一、「型式認定」(2025年11月現在)という国のお墨付きを得ている点が圧倒的です。

これは構造や省エネ、防火性能などが国の基準に適合していると公的に認められた証拠です。

この「権威性」は、施主にとってとてつもない安心感につながりますよね。

大和ハウスの木造ブランド「xevo GranWood(ジーヴォグランウッド)」も、もちろん高い性能を持っていますが、アピールポイントは「遮熱外張り断熱工法」など、得意とする「断熱性・快適性」が中心になっている印象です。

木造の「構造」という分野では、積水ハウスが「型式認定」という絶対的なカードを持っている。これは大きな違いかもしれませんね。

坪単価や価格帯はどっち?

さて、一番気になるお金の話です。大和ハウスと積水ハウス、どっちが高いのか?

結論から言うと、どちらもハウスメーカーの中ではトップクラスのハイエンド(高価格帯)であることは間違いありません。

一般的には、積水ハウスの方が坪単価がやや高くなる傾向がある、と言われることが多いようですね。

ただ、これはあくまで「傾向」です。

価格に関する注意点

坪単価は、選ぶ商品(xevoΣかISシリーズか、など)や、採用する設備(キッチン、お風呂のグレード)、オプション、家の形状、建築する地域によって、まったく変わってきます。

「大和ハウスの方が安かった」「いや積水ハウスの方が安かった」という両方の声があるのは、比較した「土俵(仕様)」が違うからなんですね。

大和ハウスは「標準仕様」のレベルが高く(天井高2m72cmなど)、そのままでも十分な満足感が得られ、コストパフォーマンスが良いと感じるかもしれません。

一方、積水ハウスは「邸別設計」でこだわりを詰め込んでいくと、当然ながら価格は上がっていきますが、それに見合う「価値」を提供してくれる、という考え方です。

どちらにせよ、非常に高額な買い物であることに変わりはありません。

必ず両社から「同じ要望」に基づいた見積もりとプランを取り寄せ、詳細に比較検討することが不可欠です。

また、住宅ローンや将来の資金計画については、必ずファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談し、無理のない計画を立てるようにしてくださいね。

大和ハウスと積水ハウス、どっちが良い?外壁と満足度

大和ハウスと積水ハウス、どっちが良い?外壁と満足度

性能や空間も大事ですが、家の「顔」である外壁や、建てた後の「満足度」も気になりますよね。

特に外壁には、両社の「技術ブランド」としてのこだわりが詰まっています。

外壁(ダイン・ベルバーン)の比較

外壁は、家のデザインを決めると同時に、家族を風雨や火災から守る重要なパーツです。

積水ハウスは、外壁材を強力なブランドとして確立しています。

  • ダインコンクリート (鉄骨用): 積水ハウスの最高級外壁です。「900℃の加熱にも耐える耐火性」や「圧倒的な耐久性」といった技術スペックと、彫りの深い重厚感が特徴です。まさに「シェルター」としての安心感を求める人に応える外壁ですね。
  • ベルバーン (シャーウッド木造用): こちらは「陶版外壁」と呼ばれる「焼き物」です。「性能」以上に、「土と炎が生み出す、二つと同じもののない表情」といった「感性」に訴えかける外壁です。美観やステータスを重視する層に強く支持されています。

対する大和ハウスの外壁「DXウォール」(xevoΣに採用)は、「メンテナンス性の高さ」が評価されています。

積水ハウスの「ダインコンクリート」が「耐火性」や「重厚感」という圧倒的な技術ブランドを確立しているのに対し、大和ハウスは「メンテナンス」という実用的な価値をアピールしている印象ですね。

外観の「重厚感」や「美しさ」で選ぶなら積水、という声が多いのは、この強力な外壁ブランドの影響も大きいかもしれません。

標準仕様で見るコストパフォーマンス

標準仕様で見るコストパフォーマンス

坪単価の話とも重なりますが、「標準仕様」でどこまで満足できるかは、コストパフォーマンスを考える上で非常に重要です。

大和ハウスは、先ほどから出ている「天井高2m72cm」や「外張り断熱」が標準仕様(xevoΣの場合)なのが、非常に分かりやすい強みです。

オプションで追加料金を払わなくても、最初から高いレベルの快適性や開放感が手に入る、というのは合理的ですよね。

積水ハウスは、「標準で高性能」というイメージはありますが、その真骨頂はやはり「邸別自由設計」です。

標準仕様をベースに、そこからどれだけ「自分たちのこだわり」をプラスしていくか、という家づくりが中心になるかなと思います。

そのため、こだわりが強ければ強いほど、コストは上昇する傾向にあります。

「標準仕様のままで十分満足」を狙うなら大和ハウス、「標準をベースに、とことんこだわりたい」なら積水ハウス、という見方もできるかもしれません。

アフターサービスと保証内容

家は建てて終わりではありません。何十年も住み続けるわけですから、アフターサービスや保証は本当に大切です。

これに関しては、両社とも業界最高水準の手厚いサポート体制を敷いています。

どちらも初期保証があり、その後の有償メンテナンス(これは両社とも条件です)を行うことで、最長クラスの長期保証を謳っています。

積水ハウスは「オーナーズデスク」といった専門窓口の対応が手厚いと評価されることも多いようですし、大和ハウスも全国規模での迅速なサポート体制が強みです。

保証の「条件」に注意

「長期保証」といっても、無条件で続くわけではありません。必ず「◯年目に、当社指定の有償メンテナンスを受けること」といった条件が付帯します。

そのメンテナンス費用が将来的にどれくらいかかるのかも、契約前にしっかり確認しておくことをお勧めします。

正直、アフターサービスで両社に「決定的な差」があるというよりは、どちらも非常にハイレベル、というのが実情かなと思います。

施主が語る「後悔」ポイント

施主が語る「後悔」ポイン

「大和ハウス 後悔」「積水ハウス 後悔」といった検索も多いようですが、これは両社の品質が低い、という意味では決してありません。

実際に建てた人の「後悔」ポイントを調べてみると、そのほとんどが「家が寒い」「雨漏りがする」といった建物の基本性能に関するものではないんです。

多くは、こんな内容です。

  • 「LDKに隣接する部屋の壁を後から立てる設計にしたら、テーブルを置くスペースがなくなった」
  • 「自動水栓を採用したけど、センサーの反応が思ったのと違って使いにくい」
  • 「ウォークインクローゼットに人感センサー照明をつければよかった」

「後悔」の正体は「選択のミス」

これらの「後悔」は、すべて施主自身が「選択」した結果なんですね。

大和ハウスも積水ハウスも「邸別自由設計」で、施主にたくさんの選択肢を提供してくれます。

だからこそ、施主側にも「実際の生活をどれだけ具体的にイメージできるか」という能力が問われるんです。

これは「自由設計の罠」とも言えるかもしれません。

ハイレベルなメーカーを選ぶからこそ、自分たちの「生活イメージ」を徹底的に具体化する作業が、後悔しないための最大のカギになります。

大和ハウスと積水ハウス、どっちが良いか結論

ここまで色々な角度から比較してきましたが、結局「大和ハウスと積水ハウス、どっちが良いか?」という問いに対する、私なりの結論です。

両社とも、日本の住宅性能の頂点にいることは間違いありません。

どちらを選んでも、基本性能で「後悔」することはまずないと思います。

その上で、どちらが良いかは、「あなたが家づくりに何を一番求めるか」で決まります。

積水ハウス (Sekisui House) を選ぶべき人

  • 「シーカス」「ダインコンクリート」「ベルバーン」「シャーウッド」といった、唯一無二の「技術ブランド」を所有する満足感が欲しい人。
  • 木造で「型式認定」という「権威性」に絶対的な安心感を覚える人。
  • 「スローリビング」のようなデザイン哲学に共感し、コストをかけても「自分だけの特別な空間」をデザイナーと作り上げたい人。

大和ハウス (Daiwa House) を選ぶべき人

  • 「天井高2m72cm」や「断熱層184mm」といった、「数値」で示される分かりやすいスペックを合理的に評価したい人。
  • 鉄骨の「ヒートブリッジ対策」など、弱点への具体的な対策が示されることに誠実さや安心感を覚える人。
  • 複雑なカスタムをしなくても、標準仕様で高いレベルの空間が手に入る「効率の良さ」(コストパフォーマンス)を重視する人。

すごく乱暴にまとめるなら、「感性に訴える技術ブランドの積水」「合理性に訴える明快なスペックの大和」と言えるかもしれません。

どちらの哲学が、あなたの理想の暮らしに響くでしょうか。

失敗しない唯一の道は、両社の住宅展示場や実例見学会に足を運び、それぞれの「哲学」を肌で感じて、「どっちが自分たちに合っているか」を徹底的に比較することだと思います。

この記事が、そのための第一歩になれば嬉しいです。

大和ハウスと積水ハウスどっちが良い?5つの違いで徹底比較

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